及川幸久氏のパレスチナ解説をまとめていきます。(結構本数あるけど)
最初の段階なのでまだイスラエルの残酷な意図は見えてない時。
10月7日(土)早朝、ハマスがイスラエルに大規模な奇襲攻撃をかけてきた。
まずはガザ地区の位置を確認↓ (右は拡大)
イスラエルの一部にあるガザ地区に200万人のパレスチナ人が住んでいる。そして、そのエリアは壁に囲まれ「世界最大の野外刑務所」と呼ばれている。
外に出ることはできず水や食料を調達することもままならない。そんなパレスチナ人の不満を受けてガザ地区を実効支配しているのがハマス。
ハマスはテロ組織ではあるが一つの政党でもある。(党首はイスマーイール・ハニーヤ) イスラエルのバックには米国、ハマスのバックはイラン、ある意味代理戦争。
その直前にこういう動きがあった ↓ ここに意味がある。
今回は「ハマスがイスラエルの民間人を人質に取った」という今までにないことが起きている。
バイデンはすぐにネタニヤフに電話をして「アメリカはイスラエルを支援する」と言った。けれど、1ヶ月前にバイデンはイランに寛容な措置をしている。(捕虜交換取引で60億ドルのイラン凍結資金の解除した)
この段階では、「この60億の解除によってイスラエルが攻撃されている」とされている。それもあるだろうが、このあと段々胡散臭くなるのよね~。
そしてウクライナのゼレンスキーは「テロを引き起こしたものは誰でも責任を負わなければならない」との声明(ヤツが言ってるのはロシアのことだが)。ところが、イスラエル軍の戦車を攻撃しているドローンの戦術は「ウクライナがロシアにやったこと」と同じ…どういう関係?
更に、「ハマスがゼレンスキーにNATOの兵器を売却してくれたことに感謝している」という内容のビデオが流れた。(動画の12分あたり)直接売ったのではなくブラックマーケットに売られたものが使われのであろう、とのこと。
サウジとイスラエルの和平にはパレスチナも含まれているので、これが成就するとハマスは政治的な存在意義を失う。バックのイランも都合が悪い。米国にも中東の平和を望まない勢力はいるだろう…
というのがこの段階での及川さんの推察。1ヶ月以上前の話なので今見ると「え~ 違うでしょ」と思うけど、この段階ではハマスが一方的に悪いと思いがち。そして、それを利用してイスラエル支持を続けているのがドクズ拡散工作員たち。
実際、ガザを手に入れたいイスラエルそのものが「和平は都合が悪い勢力」だったということだね。
わかりやすいのでこの及川解説は追っていきます。ここまでの経緯が全部追えるのでありがたい。