クロノス☆生き残りを賭けた「新メニュー」はじめました

2024年4月、日本がまた一歩破滅に向かって踏み込んでしまったようです(-_-;)

『毎日の食事に殺される/内海聡』3:食習慣の改善と子どもの食環境

 

 

 

第5章 食べ過ぎ対策には食習慣を見直すのが一番


 1日3食について

洋の東西を問わず実は「1日3食」の歴史は浅い。エジソンが「1日3食食べると頭が良くなる!」と言ったのがはじまりとか。でも、その時、エジソンはトースターを発明したばかりで「これからどう売り込むか」を画策していた時期。つまりビジネス戦略だったということ。

その頃の日本は玄米→白米に切り替わった時期。白米は食べるとすぐに血糖値が上昇するが、短時間で血糖値が低下して腹持ちが悪いため、3食になったという。

1日3食+間食では胃腸は休まらない。育ちざかりの子供でなければ朝食はなくても良いのだ。

 2食にした時のメリット

 食費が浮いた分1食に1.5倍の費用が使えるので食事のクオリティがあがる
 (食事の回数を減らすときは余計に良いものを食べること)

 食事を用意する人の手間も減り、時間もできる

 これで健康になれば医療費もかからなくなる


 食材選びのポイント

 季節に合ったもの

 地域の風土にあったもの

 食べ物は丸ごといただく(食材は厳選する)


 食べたものの消化吸収に要する時間

  胃 平均2~3時間(脂肪分が多いものは4~5時間)
 ↓ 
 小腸 5~8時間(水分と栄養分の80%を吸収する)
 ↓
 大腸 15~20時間

つまり、1日3食だと前がつかえたまま次を送りこむことになってしまうので、腸の負担がとても大きい 
23638518
腸は全身の免疫細胞の7割が集まっている大事な臓器。腸が弱ると腸漏れ/脳漏れを起こすこともあり、また、精神にも影響を及ぼすと言われている。食事回数を減らして労わってあげよう。


 1日2食にしてどうしても食べたくなってしまったら

以下のポイントに注意して食べるものを選ぶ。

 糖質の低いもの

 GI値の低いもの
  GI値=炭水化物が分解されて糖に変わるまでのスピード

栄養には「体をつくるための材料」「体を動かすエネルギー」の二つの働きがある。糖質は体を動かすエネルギーになるが、使わないと脂肪となって体に蓄積される。

日本人が食べているものは糖質だらけと知ろう。


 栄養価について

現在の野菜に含まれているビタミンは30年前に比べて20~50%程度の栄養しかない。見栄えをよくするための「品種改良」や農薬・化学肥料による土壌汚染が原因。

サプリメントは一時的に不足している栄養を補うために使うもの。栄養不足をサプリで補うのではなくは毎日の食事から摂取することが大事。


第6章 子どもの体と心を育む食事と家族のコミュニケーション


 大手メーカーのベビーフードは添加物だらけ(デキストリンクエン酸ブドウ糖…)

 粉ミルクは国産メーカーすべて遺伝子組み換えの原材料を使っています


遺伝子組み換え作物に使われる農薬はグリホサートが入ったラウンドアップが使われている。海外では10万件の訴訟が起きている農薬だ。そして、子どもの神経に影響を与えると言われているネオニコチノイドも使われている。

子どもたちの食環境は問題だらけ。子どもたちの未来を思うならまずは大人から変わるべき。そして、家族のコミュニケーションを大切にして、安全な食は美味しいという認識を家族で共有すること。

最後に「食品表示の見かた」が説明されていたので、我が家の冷蔵庫の中のこんにゃくみそ田楽を例に解説しておこう。この表示方法は2022年4月から本格的にはじまった。

DSC_0921 (1)

この商品は「国産」なので問題はないが、複数の産地の場合は「輸入」とか「その他」といった曖昧な表現が許されるし、「アメリカ産または国産」という表示も許される。その場合はアメリカ産100%の可能性であっても「または国産」という表示で誤魔化されてしまう。

一方、改訂で改善された点もある。上の表示の 海藻粉末/水酸化Ca とあるように「/」で原材料と添加物を区切っているためわかりやすくなった。改訂前はどれが原材料か添加物か混ざっていて区別がつかなかったのでこれは大きな改善点。( ) 内はアレルギー表示。

買い物の際は食品表示にご注意を