クロノス☆日本の終末時計午後9時45分くらい(随時時刻調整)

2024年4月、日本がまた一歩破滅に向かって踏み込んでしまったようです(-_-;) なので動乱を生き抜く戦略ブログにシフトしてます。

『毎日の食事に殺される食源病 / 内海聡』1:日本人に忍び寄る食源病

内海聡医師の書籍のポイントのまとめ。

 

 

第1章 現代の日本人に忍び寄る食源病の魔の手!

急速な食の欧米化で1950年代から生活習慣病の時代が到来した。1970年代には日本人がかかる病気の大半は「医原病」と「食源病」に変化した。

カロリーオーバーやかくれ栄養不足(過食なのに栄養が取れていない)だけではなく、「社会毒」という問題が食源病を加速させている。

社会「毒」とはなんだろう? 一言でいえば「不自然なもの」である。

POINT   いつでもすぐに食べられて安価なもの
  
日本人は1日に80種類の食品添加物を取り込んでいると言われている。人工甘味料のように依存性があるものもある。(アスパルテームは世界中で有害性が指摘されているが日本では多用)

POINT   精製されたもの

精製された砂糖の糖質は膵臓に影響を与える(黒糖やハチミツ、メープルシロップ等も一緒)

POINT   遺伝子組み換え作物GMO作物)やゲノム編集食品

日本は世界一の遺伝子組み換え作物の消費国。遺伝子組み換え作物を飼料にしている牛乳や畜産物にも影響がある。

”いいものを入れる” ”悪いものを避ける” ”ちゃんと出す” が食の大原則


第2章 食現病の予防は健全な食べもの選びから

 調味料の選び方

塩:カリウムマグネシウムなどのミネラルを含む塩(精製塩はミネラルを削ぎ落した塩)

その他の調味料:原料のシンプルさ(味噌なら「大豆」「塩」「麹」)

 良い肉の選び方

選ぶキーワードは「牧草飼育」「平飼い」「自己配合飼料」「放射能測定済」「GMO飼料不使用」「グラスフェッド」「無投薬飼育」

避けるべきポイントは「密飼い」(アメリカ産牛肉やブラジル産鶏肉が顕著)

 魚の選び方

避けた方が良いもの:養殖魚は密飼いや飼料の問題がある。また、大型魚は小魚よりも環境汚染が大きいので天然でもある程度は避けた方がいい。

 野菜の選び方

可能であれば「無農薬」「無化学肥料」「固定種」「在来種」を選ぶと、安心で美味しい。

*「在来種」や「固定種」は「伝統野菜」や「伝統品種」と呼ばれるもので自然農法や自家採取に適しているが、限られた土地でしか取れないため流通が少ない。手に入ったらラッキーという野菜。

野菜には「農薬」「遺伝子組み換え」「ゲノム編集」「放射能」の問題がある。果物はそれに加えて「防カビ剤」の問題もある。

 お米と小麦の選び方

内海氏お薦めのお米は「農薬、化学肥料を使わないで栽培されて放射能測定をして…原種に近いお米やあまり品種改良されていないものがよい」とのこと。

小麦はできることなら「全粒粉」がいい。安い小麦製品はたいがい外国産のもので「遺伝子組み換え」「ラウンドアップ」「ポストハーベスト」「プレハーベスト」などの危険性が指摘されている。(国産といえども安心はできない)

*収穫した農作物に殺虫剤などの農薬を散布することがポストハーベストで、特に問題なのは「ネオニコチナイド」。収穫前の農作物に除草剤を散布することがプレハーベストで、特に問題視されているのはモンサント社が開発した「グリホサート」

 油脂の選び方(体に必要なものだからこそ良いものを選ぶ)

<植物油(基本的に生で食べるもの)>

ペットボトル入りの安いサラダ油は「遺伝子組み換え」「石油系溶剤」の問題がある。容器は濃い色の遮光瓶が良い。

植物油は酸化が早いが比較的酸化に強いのが米油。続いてオリーブオイル、菜種油、次点がごま油。製法は低温圧搾(コールドプレス)が良い

<動物性の油脂>

飽和脂肪酸が体に悪いのではなく、それに入っている抗生物質や薬などの石油系の毒がダメ。牛や豚に与える餌や生育環境が大事。(牧草を食べて育ったグラスフェッドの乳製品が良質)

魚油では、青魚にはオメガ3があり炎症を抑制する効果がある。(魚油には独特の匂いがある)

ーーーーーー まとめはここまで ーーーーーーー


初心者は「調味料」から変えていくのが良いと言われている。最近「市販の安いお醤油」と「自然食品のお醤油」を使いわけていたのだが、やはり味の差は大きかった。調味料は料理そのものの味を左右するので少量しか使わないとは言え侮れない。

野菜の「在来種」と「固定種」は機会があれば試してみたいな。読んでいるだけで「良質のものが食べたい」と思えるようになるので「内部情報書き換え用」にも良書。