「食源病シリーズ」の最終回。
第9章 おいしくて参考になる! 内海家のメニュー
本著の9章には内海先生が普段どのようなものを食べているか紹介されているが、意外とグルメ。健康になるために我慢しているのではなく、食を楽しんでいるのがわかる。
書籍に載っているメニューとは関係ないが、参考までにこちらの動画を貼っておくが、はっきり言って飯テロw(スタッフさんのために着くtt特に豪華なメニューらしいが)
「主な食品の判断基準一覧」をリストアップ
野菜:無農薬、無化学肥料で育てられたもの(自然栽培、自然農法ともいう)。固定種、在来種。
果物:無農薬、無化学肥料で育てられたもの
肉:牛、豚、鶏の肉は、放牧、平飼い、グラスフェット(牧草肥育)、抗生剤不使用、自然飼料。その他の肉はジビエ(獣肉)、羊肉、馬肉。
魚介:日本海、瀬戸内、九州、北海道なでの放射能汚染が少ない地域で捕れた天然もの。アジ、イワシ、サバ、サンマなどの小魚。貝類。エビやカニなどの甲殻類は小さければ丸ごと食べる。
豆類:納豆、味噌、醤油など。農薬や遺伝子組み換えには注意。
米:無農薬、無化学肥料でつくられて、放射能測定ずみの玄米。ササニシキや古代米などの歴史のあるもの。雑穀。
小麦:無農薬、無化学肥料で育てられた小麦。その小麦を使った全粒粉の小麦粉。
トウモロコシ:無農薬、無化学肥料でつくられたもの。
水:塩素、アルミ、鉛が除去できる浄水器で処理をした水道水。硝酸性窒素などが少ないミネラルウォーター。
砂糖:直接糖は避ける(白砂糖、黒砂糖、テンサイ糖、キビ糖、三温糖、ハチミツ、メープルシロップ、果糖など)。「ムコ多糖類」を意識して食べる。
塩:海水を天日干ししたものや藻塩。ミネラル成分の表示があるもの。
醤油&味噌:自然醸造、無添加と書かれているもの
みりん:もち米と米麹から作られた米焼酎を使って2年以上かけて熟成したもの
酢:原材料が少ないもの(米酢なら米と麹のみ) 果物酢は砂糖を加えてないもの
酒:原材料の少ないもの
飲料:人工甘味料、砂糖、液糖、トクホ表示は避ける
油:こちらの記事をご参照ください
加工食品、調味料で気を付けたい表示
砂糖、果糖ブドウ糖液糖、アミノ酸等、酸味料、BHAまたはBHT(酸化防止剤)、グルタミン酸ナトリウム(うま味調味料)、発色剤、着色料、増粘安定剤など
第10章 子どもたちのために健全な食を残す
給食で死ぬ!! いじめ・非行・暴力が給食で変えたらなくなり、優秀校になった長野・真田町の奇跡!!【電子書籍】[ 大塚貢 ]
こちらの書籍を共著で出された大塚氏は風紀が乱れた中学の校長として赴任した時に「給食に問題があるのでは」と抵抗に遭いながらも給食改革をされた方。その結果、生徒たちの非行や不登校が激減し、成績もあがった。
小学校の給食は6年間で1000回以上、そこを変えることの意味は大きい。国を変えようなんて大変なことですが、自分の食卓、学校給食、自治体…と小さい枠組から変えていけば世界は変わる、と内海先生は言われている。
けれど、長続きさせるためには無理は禁物。「実践したいと思っていることの6~7割できれば上出来」と考えよう。「安全で安心できる食べ物を選ぶ」「無駄にする食べ物の量を減らす」「良識ある生産者や販売店から食べ物を購入する」これらをできる範囲で続ける人が増えていけば社会は変わっていくだろう。
まとめは以上です。