クロノス☆日本の終末時計午後9時55分くらい(随時時刻調整)

基本的には政治やら経済やら国際情勢についてのヤバい話を毒舌モードで書いています。「大インフレ時代の節約・健康」について知りたい方は「シン・ライフハック」というカテゴリーの記事だけ読んでいただければ良いかと……

【健康食でコストダウン】腸育視点の「食欲暴走メカニズム」と対処法

本日のマーケット指数ドル/円は155円強。為替レートに関係なく5月に食料品が最大3割値上げするのは既定路線。先日、時々伺う高齢のご夫婦が経営しているお蕎麦屋さんに行ってカレーライスをいただいたのですが、具の野菜がミックスベジタブルになっていて、それが経営の苦しさを語っていて切なくなりました。

 

食費は削っても個人飲食店さん応援は続けたいと思っています。

 

さて、「ファスティングがいいんだよ」とか「オートファジーで16時間以上食べないのがいいんだよ」とか言われたところで、結局「食欲」との戦いに勝てるか勝てないかの話になってしまうと思うので、本日は「異常食欲」について書きましょう。

 

私もストレスで過食になるタイプなので「意志」で食欲を抑えることの難しさは良くわかる。精神的に満たされない時に食べることでその心の穴を満たそうとする、というのはよく言われていることですが、私の場合は楽しくても食欲暴走するので困ってます。レストランで「おいしい幸せ→デザートも食べよう→お腹いっぱいだけど帰りに和菓子屋さんに寄ろうかな…」という感じで、もはや餓鬼;

 

実はこれ、「心の問題」以前に「生体学的な過食」というものも存在していて、最近はそれが主因ではないかと疑っています。

 

本日はそのメカニズムと対処法を書きますね。

 

その1 小腸のコンディションと食欲コントロールの関係

 

小腸からはPYY3-36というホルモンが分泌されていて、満腹になるとこのホルモンが食欲を抑えるように指令を出します。(脳と腸は密接な関係があることが最近の研究で明らかになっているのですが、実は脳より腸の方が賢いらしい)

 

肥満の人は痩せた人よりこのホルモンの分泌が30%ほど少ないそうです。

 

そして、小腸が弱るとどういことが起きるかというと…

 

PYY-3-36の分泌が減って食欲抑制の指令が出せなくなるので食欲が抑制できなくなる。

 

また、小腸の栄養吸収率が低下することで体が「栄養不足」と判断してしまうので、食べても食べても満腹感は得られなくなる。

 

これが食欲暴走の原因だとすれば、心の状態関係なく食欲は止まらないわけです。けれどご安心を。小腸の不調に対する王道メソッドはとても簡単なのです。

 

こちらをどうぞ ↓

choii.jp

 

やり方は色々あってYOU TUBEにも腸マッサージはたくさんありますよ。ご自分に合ったケアを探して、小腸だけじゃなくて大腸マッサージも組み合わせてみてください。

 

実際、食欲暴走期は腸の調子が悪いのですが、過食するから腸が悪くなって、それでPYY3-36が働かなくなって余計過食という完全負のスパイラルだったのですね。やれやれ…

 

いずれにせよ、短時間でできる簡単な対処法なので是非お試しを! けど、正直、シンプルな事ほど継続させるのは難しい。目的意識とタイミングが重要だと思います。

 

私は「朝起きた時と寝る前」というタイミングを設定したものの、「しまった、マッサージする前に起きてしまった」とか「マッサージ始めたら即寝てしまった」の連続で結局挫折しました; タイミングを考え直してリスタートしなければ。

 

まじめにやっているときは効果を感じていました。マッサージの直後に腸が動きだしたのがわかる時もありました。「腸育コンシェルジュ」の資格を取得した時は日課にしていたのですが…やぱりモチベの問題ですかねぇ(-_-;) 

 

ちなみに、腸揉みは「食欲コントロール」だけではなく心にも作用します。心を安定させるセロトニンの90%が腸に分布しているので、マッサージによってセロトニンが出やすくなり心が落ち着きます。もちろん体にも良い変化が表れます。だから「美容面」で目標を設定してモチベーションを上げるのも一手かも。

 

その2 「今日なにを食べようか」を腸が決めているという怖い話

 

最近読んだこちらの本にすごい話が書いてありました。

その前にまず、ざっと「腸内フローラ(腸内細菌叢)」について説明します。

 

腸の中の細菌なわけですが、1000種類100兆個と言われる細菌が小腸の終わりから大腸にかけて種類ごとにまとまって腸内に壁面を作って生息しています。その様子がお花畑のようなのでフローラと言われています。(健康な腸のフローラは実際美しいようです。脳のお花畑は困りますが腸のお花畑はいいですよねw)

 

さて、この細菌バランスの理想は以下の通りです。

善玉菌 2割

悪玉菌 1割 (必要悪とでも言いますか…)

日和見菌 7割 (優勢な方に味方する)

 

さて、本の内容に話をもどします。

 

これらの菌は勢力拡大のために日々戦っていますが、最近の研究でわかってきたことが「腸は自分がより成長できる栄養素を摂取するよう人間に働きかけたり、ライバル種の欲する栄養素を抑制するよう働きかける」ということだそうです。

 

そのためになんと

「味覚受容体を変化させて特定の食品をよりおいしく感じさせる」

「空腹を誘発するホルモンを出す」

「食べ物の摂取を抑制するよう迷走神経を操作する」

と……人間をコントロールしているのだそうです。

 

とても衝撃的な話なんですが、思い当たる節がありすぎる。腸のコンディションによって確かに味覚は変わっていくし、嗜好も変わる。

 

とすれば、対処法としては理想のバランスを目指して善玉菌に食で加勢するしかないのでは、と思うわけです。

 

上記の理論も踏まえて「できるだけストレスなく腸内フローラを美しくする方法」というのを考えてみます。ちなみに、腸内環境が良ければ栄養吸収率があがるので食が減り、当然食費も減るという好循環が生まれる予定です。