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【シリア陥落】イスラエル「アサド機を追撃した!」…はぁ?逃亡成功したけど、何を撃ち落としたんだ、おまえら?

一夜明けてショックから立ち直ったアカウントさん達の情報が溢れてるな。諸説あるけどそれは徐々に追っていくことにして、まずはシリアを良く知らない自分に向けてさっき拾った秀逸なスレッドをまとめていく。

 

古い話から追っていくのでアサド大統領とシリアの今を知りたい方は下の方だけ見てね。

 

【アサド大統領まとめ】

 

画像も多いし引用の記事も秀逸だし、このスレッドを追って読んでいただくのが一番良いのだが、自分用にまとめを下に書いておく。

 

(↑引用の英文ポストの機械翻訳

 

レバノン・シリア・イラクは様々な宗教や宗派、人種が入り混じったエリアで、シリアも「イスラム(スンナ)」「アラウィ」「ドルーズ」「シーア」「キリスト教」と多種多様。ここがキーポイント。

 

父ハフィード・アサドは少数派のアラウィ派を重用し、強権的軍事政権で30年の長期独裁政権を築いた。

 

2000年に当選した次男(長男が事故死したため次男バッシャール・アサドは政治の道に入った)が自由経済路線を取り、それによって格差が拡大したことで「ダマスカスの春」が勃発。父と同じ独裁スタイルに戻り乗り切る。

 

イギリスのブレア首相の訪問の際、以下の理由で西側の心象を悪化させた

・西側の石油に関する要求に従わない

多国籍軍のアフガン占領を批判

パレスチナ支持を鮮明にした

 

が、9.11ではアメリカの要請を受けてアルカイダの尋問などをシリア軍が行って容疑者の収監先になったため、反政府軍からは「CIAの手先」と呼ばれた。

 

2005年、レバノンのハリーリー首相のテロによる死亡で「シリアによる暗殺説」が浮上。シリア軍とレバノン市民が衝突し、結果シリア軍がレバノン撤退。(シリアは29年間レバノンに駐留していた)

 

2011年アラブの春勃発(1月と2月のシリアでの革命は失敗に終わるが3月の抗議行動は大きなものだった) アサド大統領「海外の外部勢力が起こした陰謀」と演説し批判を受ける。(この革命によりヒジャブ禁止規制を緩和=イスラム過激派にやや軟化)

 

2011年、アラブの春でシリア政権を倒せなかった米国がシリアに制裁開始。(オバマのアサド大統領打倒戦争開始)8月、オバマ大統領がアサド大統領に「退陣」要請の書簡を送付。

 

10月以降、国連安保理でシリア軍事介入案が何度も提出されるがロシアが拒否権発動。だが、アラブ連盟からは加盟停止とされる。

 

ロイターによると2012年1月までにシリア軍や治安部隊によって武装過激派や民間人が5千人以上、テロリストが千人以上が死亡。アサド大統領は再度「外国勢力によって仕組まれたもの」発言し、3月に新憲法国民投票ると発表。

 

この新憲法には「選挙を7年から14年おきに延長」という案もあり、米・トルコは国民投票を無効とし、EUもそれまで課していた「渡航禁止令」や「資産凍結」以外の新制裁を発表。2013年1月の演説でもアサド大統領「外部陰謀論」を展開。

 

2014年9月、ラッカの軍事拠点4か所がISISによって陥落。支持基盤のアラウィ派や一族内での内紛が勃発。2015年9月、ロシアが直接の軍事介入を決めるプーチン大統領、「シリアにおける正当な権力を安定させ、政治的妥協の条件を整える事」をゴールにして参戦。2016年12月、アサド政権がアレッポを反政府勢力からほぼ奪還

 

2017年、米トランプ政権、「化学兵器使用疑惑」によってシリアを空爆。「拷問」「化学兵器」「民族浄化」「ホロコースト疑惑」を報道されたがアサド政権は否定。中露の拒否権によってICCの訴追はされなかった。

 

2021年5月26日、4期目の大統領任期スタート。2022年、ロシアのウクライナ侵攻には賛成票を投じる。2023年10年以上の時を越えてアラブ連盟に復帰。

 

他、2016年以降トルコから北シリアのクルド人攻撃の名目で複数回の越境攻撃。ゴラン高原は長年イスラエルが占拠。レバノンとも過去の遺恨。イランシーア派流入、など。

 

「八方塞がりの中、アサド政権はよく四半世紀保った」

 

【シリア陥落】

 

 

 

上のスレッドでは「ネタニヤフがガザ沖のガス田欲しさに殺しまくってる話」とか「米国がシリアから3億4100万バレルの石油を盗んだ話」とか「米帝様がシリアでISISにアサドの手先なりきり演技を指導してる話」とか「シリア反政府勢力と市民が中央銀行からアサド家の数100万ドル盗んだ話」などがお楽しみいただけるかと……

 

 

良い子のみんなは覚えてね。

コードネームHTSと呼ばれる「指定テロ組織であるヌスラ=アルカイダ・シリア」がシリアの新政権ですよ。

 

どっかの脳死メディアによると「暗黒時代が終わった」そうだ。確かに日本でなら現政権が「広域暴力団〇〇組」に変わった方がマシかもしれんけどな。維新なんぞは広域暴力団を越える最大規模の反社組織と言われているしな。

 

けど、シリアは違うよ、脳死ゾンビメディアは記事なんか書いてないで(あ、コピペか)本業の不動産屋だけやってればいいんだよ。さもなくば潰れとけ。バカ朝日。

 

 

【アサド大統領の行方】

 

はじめはこれが流れたからちょっと絶望的な気分になったのだが……

 

朗報が!

 

鳥じゃね? こういう感じの↓

 

 

うん、するな

 

この先は ↓ の展開に続く。To be continued…… あ、言い忘れた、バカモサド

 

 

とりあえずは良かった。

 

昨日暗澹たる気分に潰されそうだったのは、あまりの急展開に「ロシア裏切り説」が浮上していたから。ロシアのエージェントを疑われるほどの親露派の米国アカウントまで「プーチンなにをしたんだ? 取引か?」と言い出したし……疑念が広がると大国は全部怪しいという脳内展開になってきてしまった。

 

「アサド大統領がモスクワに逃亡」と聞いて暗雲が霧消したよ。ホント、安堵のため息しか出なかった。

 

ちなみにクレムリンの情報筋によるとロシア軍はシリアに留まるようだ。海軍基地と空軍基地は安全が保障されているとのこと。

 

「戦うべき時と戦わない時を知っているものが勝つ」(孫子

 

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