クロノス ★THE GAME IS FAR FROM OVER!!

醜悪過ぎる世界の中で時々光る「崇高ななにか」を探している

【抵抗しない者たちの選択肢】「極寒でネイビーブルーに死んでいく」? 「Oreshnikの4000度弾頭で焼かれる」?

世界の動きが目まぐるしくて逆に止まって見えるこの頃w

 

膨大すぎて追い切れないのだが、とりあえず、今の動きを簡単に説明すると…

 

全面戦争になりそうだね。

 

アレッポでタクフィリ派のテトリスと傭兵による攻撃で、IRGC准将のキヨマルスプール・ハシェミが殉教した。US conoco base にミサイルを撃ち込んだのはイラク抵抗勢力。イランの外相は国連制裁を再発動するなら議論は「イランの核兵器保有」へと移行すると言及。シリアだけの問題じゃなくなっている。

 

シリアのアサド大統領はロシア入りしてプーチンと会ってたが、ロシアがバックであることは非常に力強い。 

 

そのロシアの新型極超音速ミサイルがこちら。太陽の表面温度にすら近い高温の弾頭ですべてを焼き尽くす。西側の連中はどれだけ派手に死にたがってるんだ?

 

 

どうせ、やるよ。やったらロシアも躊躇はない。

 

まぁ、自分の命や未来の話はまだいいとして、これは切なかった。

 

やけどした足を引きずりながら叫び続けている子猫に誰も反応しない。「獣医さんに届くまで拡散して」という彼の願いにRTはされるけれど、ガザの現状は残酷だった。子猫は寒さで死んでいったという。

 

たてつづけに寒さで死にゆくガザの子猫を目にしている。

 

「命の意味」がわからなくなる。サタンが焼き払っている地に生まれ出で、頑張ってここまで生きたのにそこで失われる命とはいったい何のためにあるのだろう? これじゃ生物が単に「遺伝子の乗り物」としてあるだけとしか思えなくなる。

 

私がnuclear winter でネイビーブルーに死にゆくことがあるとしたら、この子猫たちを思い出して「平等であること」にわずかな安堵を感じることもあるかもしれないけど…… 

 

MOHAMMEDさんが最後一緒にいてくれたことが救いなのだが、その彼の最新ポストが遺書めいたものになっていて辛い。実際、レバノンが停戦してヒズボラが勝ってもパレスチナは変わらない。ナッスラッラーが「パレスチナが停戦しない限りヒズボラはフロントに居続ける」と言っていた。臨機応変なのだろうが、この停戦はなんなのだろう?とは思ってしまう。

 

ちなみに、「ネイビーブルーに死んでいく」というのはよしログのよしさんが『カブールノート』で書いてた言葉。アフガニスタンはマイナス25度の極寒でテントしかないキャンプでは子ども達が次々を死んでいった。毛布も食べ物もない、親は寝かしつけながら「明日の朝生きていてくれれば」と祈るしかないという苛烈な世界。テントを覗くと子ども達の顔はネイビーブルーに変色して「死んでいるのだろうか」と思うと生きているという状況だったそうだ。

 

ついでに、この惨状に関するタリバンのエピソード。

 

タリバンの公衆衛生省の副大臣(30代くらい)がキャンプで人が死ぬのを何とかしたい、とよしさんたち(国連の職員等)に助けを求めた。けれど誰もがお役所的な回答で「無理です」が続く。「救援物資を満載したトラックの派遣」という副大臣の思惑がどんどん崩れていく。よしさんの番になった。ペシャワルの倉庫に調べて許可を確認しないと出せない毛布が7,000枚ある。それを提案してしまったのだ。

 

「これはもうはったりだ。組織がだめなら、自分で毛布7,000枚買うしかない、かなりな借金になりそうだ」

 

会議の結果が惨憺たるもので副大臣はみんなが談笑しながら去っていったあともそのまま座っていた。後味の悪さを感じながら副大臣に挨拶をしようとしたよしさんがもういちど副大臣を見ると

 

副大臣は靴下を履いていなかった」(日中でも冬のアフガンはマイナス15度は当たり前。ネイビーブルーに死にゆく子ども達を前にぬくぬくの靴下なんぞ履いてないところがタリバン。日本の政治屋なんぞとは別世界の人達)

 

気になる毛布7,000枚だが……無事配給されたそうだ。

 

ガザはアフガンほどの極寒地ではない。冬は7℃を下回ることはないようだが、飢えと衰弱があって暖が取れない状況ではアフガンと変わらないと思う。

 

最後に、

 

どんな暗闇にも「人間賛歌」は存在する。

 

思いの強さは伝播する。心を打つものは精神的な化学反応をもたらす。MOHAMMEDさんや他のパレスチナアカウントさんが伝えた子猫たちの存在もきっと小さな灯となってなにかを生むだろう。