昔「トランプが5次元チェスをやっている」と言われていた(どうせQが言った)時期があって「5次元ってどんなだろう?」と思ってた。ちなみにシオニストのおっさんは5次元チェスなんてできません。自分たちの滅びの未来も読めないチェスってなによ?
そしたら、この書籍をお薦めしている人が居て、それ読めばわかるんだろうと古本で買ってから3年くらい経ったかな。いつまでも本棚にあるのは鬱陶しいのでクリアランス的に読んでみた。
宇宙飛行士の若田さんがリサ・ランドール博士にインタビューしているのだが、思えば若田さん自身が物理学の専門ではないので「専門的ななにか」が得られるわけがなかった。7割くらいはランドール博士の紹介で、本当に知りたければ博士の『ワープする宇宙』を読みましょうってことかな。
けど、メモっておきたい知識は多少なりともあるので一応記事として保存しておくことにした。
今から17年前の本なので情報はかなり古い。特になんの疑惑もなく「アポロの月面着陸」について書かれているのは複雑な気分だった。それからCERNに解明を期待しているあたりもちょっと……いやいっぱい違和感あるな。
それは置いといて以下物理学的なメモ書き。
4次元空間は縦・横・高さ+時間軸で、5次元はそこにもう一つの空間が加わった時空。人間はそれを感じることはできないし、当然行くこともできない。けれど、それはこの3次元に驚くような影響を与えている可能性がある。
イメージとしては、高次元世界に存在する「ブレーン」と呼ばれる「膜」があって、それはシャワーカーテンのようなもの。そしてわたしたちや物質はそのシャワーカーテンに張り付けられた「水滴」。どうです?全然わからないでしょ?w
バスルームそのものが高次元で水滴はバスルームに飛び出すことはできない。だからわたしたちは高次元には行けないわけ。
で、このシャワーカーテンは他にもあるかもしれない。つまり、他の3次元世界があってそこには別の生物がいるかもしれない。
けれど、まったく関係を持たない5次元と3次元には実は行き来できるエネルギーがある。それが重力エネルギー。
量子の世界ではあたり前の話なんだけど、粒子って姿を消すのよね。ランドール博士はその消えたエネルギーの行き先が5次元時空であると考えている。そして、それを証明できるのがCERNの粒子衝突型加速器(LHC)だという。
地中には、円周27キロメートルのトンネルが掘られ、そこに水素の原子核をつくる陽子を複数、超高速で走らせて衝突させる。実験では、この飛び散った粒子お動きを観測する。実験後、およそ1年をかけてデータを分析し、結果を導く予定だ。
ということは、16年前には結果が出ているはずだけど……そういう話は聞かないなぁ。それどころか、CERNのLHCがブラックホールを生み出す可能性があって危険だからやめろ!と世間が騒いでいるのが今なんだよなぁ。
余談だけど、この世界には理論として「真空」は存在しない。(数式で証明されてる)だから真空をつくると別の「なにか」が生まれてしまう。CERNのやってることは多分それ。スイスのジュネーブにぽっかりブラックホールが生まれちゃったらどうするよ?
あ、そうそう、メモっておきたいことがもう一つ。
夜空の95%は未だに実態が謎で、そのうちの70%はダークエネルギー(暗黒エネルギー)と呼ばれている。残りのおよそ25%はダークマター(暗黒物質)で構成されている。
なんかこれって結構ロマン感じるなぁ。ダークマターの中には重力だけが存在している説もあってこれが5次元世界と深く関わっている疑惑あり。
最後は「ひも理論+相対性理論」で謎が解けるかも、って感じで終わってる。なにせ17年前のはなしだから。相対性理論も最近は結構矛盾をつかれたり論破されたりしてるみたいよ。
あと、解明されたとして「重力エネルギー」をどう利用するかという話で、別の3次元の世界とそのエネルギーを使って情報のやりとりができるかもっていうのが……いっとき流行った「宇宙人との交信」というのを連想してしまって、それだけ?!としか言いようがなかった。それなら、解明しなくていいからCERNのLHC止めた方が地球には有益だと思うのは私だけ? 17年前ならいざ知らず、今はCERNやHAARPはろくなもんじゃないのがバレてるし;
ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く が同じ年に出版されているので、結局この本は宣伝なんだと思う。興味があったら本編を読むのもいいけど、理論物理学の世界で17年前のものはオワコンだと思う。
「だったら記事にするなよ」と言われそうなので言い訳→概念をイメージとして捉えるにはいいかな、と思って一応記事にしてみた。